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SMAP 解散騒動 一応の終息も根本問題は何も解決されていない

1月18日に番組の冒頭で生放送されたSMAPのお詫び会見は
それ以後も相当のインパクト与えて続けています。

TV番組や報道では比較的好意に報道されましたが
世間一般の方やファンの間においては「公開処刑」とも表現されているみたいに
マスメディアとインターネット上の受け取り方の差は大きなものになっています。

このようなインターネット上の意見が見られることは
ジャニーズの高圧的な振舞い
世間一般にもかなり知られていることにも由来するのでしょう。

もとよりこのトラブルの根源には
思い通りに芸能プロを移籍することができない
我が国の芸能界固有の商習慣が挙げられます。

すなわち
今回の例でいうと
木村拓哉以外の4人が独立したり他プロダクションに移籍したりしたなら
いわゆる干される危険があったとということなのです。

従来にも現実にそういうことは存在しました。
今現在噴出している世間一般の方の反響は
こういった閉鎖的な芸能界かつTV局に向けての強烈な不信感の表れなのです。

目を移して韓国ではどうでしょうか

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芸能界 トレンド

昨年末に芸能界に公正を求めるための革新的な法改正がなされした。
いわゆる“JYJ法”と呼ばれるものです。

JYJとは
有名男性ユニット東方神起を離脱した3人で結成されたユニットです。

2010年
裁判を経てプロダクションSMエンタテイメントを離れた
ジェジュンユチョンジュンスの3人はJYJという形でパフォーマンスを開始しました。

しかしながら
このユニットは韓国芸能界で強烈な圧力に晒されるようになります。
そしてそれは韓国だけでなく
日本においてもその影響を受けるほどのものでした。

このことは5年を経過した今なお同じような状態です。
ドラマや映画等には出演できるが
TVの音楽番組には完全に出演パフォーマンスが許されない状態が継続しました。

その期間に
JYJの活動を保証するという判決もありました。

2011年
前プロダクションSMエンタに対して
JYJの活動を妨げた時には
違反1回ごとに2000万ウォン(約200万円)の罰金を課すという判決が下ったです。

しかしながら
そんな経緯を経てもJYJは音楽番組に出演は出来なかったのです。

2013年には
公正取引委員会がSMエンタやTV局側に対して
JYJの活動を妨害することを禁ずる命令を出しました。

このことでようやく思うままに活動できるようになったと思ったものの
JYJにはそれ以降も音楽番組に出られない状態が継続したのです。

何故こうなるのか
恐らくではありますがSMエンタがJYJに行ったとされる違法行為の
明らかな物証を確実に掴むことができないからです。

逆に
まったく圧力なんてかけていなという見方もないことはありません。

BoAや少女時代等が所属するSMエンタは韓国では最有力の芸能プロです。
TV局側がその存在感ゆえに勝手に自制しているのかもしれません。
これが本当ならJYJ音楽番組に出ない限り
その後、どのような経過をたどっているのかは想像の域を出ません。

でも現実に問題は存在しています。
ついに韓国の国会で放送法改正が審議に入り昨年11月満場一致で賛成されました。
放送法ということなので主にTV番組を規制する法です。

第三者の力を受けて
放送会社がある一定の人物(今回のお話ではJYJ)の出演を
中止や取りやめることを禁ずる法律です。
遵守しないと当然ながら罰せられることになります。

韓国芸能界
5年という長い年月を費やしはしましたが
芸能界というある意味閉鎖的な社会にに法的な網を張ることができたのです。


引き続き
日本芸能界、SMAP解散騒動に絡めてのお話は明日にでも・・



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